
ブログを見て頂いている方から技能検定についての問い合わせがあり、
多く問い合わせ頂いている内容はブログ記事にUPをいう形で対応させて頂くことにしました。
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番外編①キャビに取られない程度の保圧について
まず検定で保圧をかける理由ですが、メインは皆さんゲート部のヒケだと思います。
ゲート部のヒケについては減点対象となる項目なので可能な限り改善が求められます。
ですので、このヒケが直る最低限度での保圧は必要です。
キャビ取られを避けてヒケている製品を作るのはおすすめしません。
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つまりヒケを抑えた状態(高保圧)でキャビ取られを防ぐ必要があるわけです。
これには冷却時間が大きく影響してきます。
大まかなイメージとしては、保圧を上げるのに比例して、
冷却時間を延ばしてコアに抱き付くようにしてあげます。
保圧と冷却時間のバランスを見ながら条件を振ることが求められます。
仮に条件出し中にキャビ側に製品が取られた場合は、
製品とキャビの間にエアーをかけて製品を冷却してあげます。
そうすると収縮で緩くなり、エアーの力で浮いてきます。
※試験会場次第だと思いますが、会場によっては設備(金型)の不要な摩耗防止の為、
最高保圧の数値制限があります。
その場合は、その上限に近い数値が目安になると思いますが、
実際の数値は検定で使用する金型の老朽化具合と設備で変わります。
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