
⑥材料特性の理解 PE
PE(ポリエチレン)樹脂は結晶性の汎用プラスチックである。
技能検定では2種類の材料での成形が終わると、PEでパージし、
PEに置換された状態で成形し、完全に置換できたことを証明する必要がある。
成形的にはさほど難しくないので、あまり心配する必要はないが、最後の置換がNGでは試験を突破できないので、PE樹脂に関しても知識を持っておいた方が良い。
一般的にその密度が0.94未満のものを低密度ポリエチレン、0.94以上のものを高密度ポリエチレンと呼びます。
試験では高密度ポリエチレンが支給される。
高密度ポリエチレンの成形温度は180~260°前後が標準だが、
PC樹脂の成形温度でパージしても問題はないので、温度はそのままパージを行う。
収縮率は1.5~4.0%程あり、PCと比べて格段に流動性が良いので、
置換後の成形時に樹脂の入れ過ぎには注意したい。
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